2019-05-09 第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
未来投資会議から端を発している今回の国有林改革の議論についても、私は、これは同じことだというふうに思います。
未来投資会議から端を発している今回の国有林改革の議論についても、私は、これは同じことだというふうに思います。
国内では、森林資源の過少利用の問題点が色濃くなり、資源の持続的な利用が、令和の新たな時代に残した大きな課題である一方、本改正案をつくる過程では、未来投資会議の委員が国有林改革を盛んに主張していたことを受けて、当時の林政審議会施策部会の土屋俊幸部会長は、トップダウンで政策の枠組みが決まってしまったというのが現実にあると思います、専門の方でない方が、かなりこういう突っ込んだ戦略を出してきて、それを受けて
国有林野事業につきましては、ただいま委員の御指摘もございましたが、平成十年十月に成立いたしました国有林改革二法に基づきまして、それまでの木材生産を重視した管理経営の方針から公益的機能の維持増進を旨とする方針へ転換したわけでございます。
これも委員御指摘のとおり、平成十年十月に成立をいたしました国有林改革二法に基づきまして、木材生産を重視しました管理経営の方針から公益的機能の維持増進を旨とする方針へ転換をしたところでございます。特に、一般会計繰入れを前提とした特別会計制度への移行、これが一つございます。それからまた、組織・要員の徹底した合理化、縮減などを柱としまして、抜本的改革に全力を挙げて取り組んできたところでございます。
一方、この国有林を管理運営している国有林野事業特別会計、これは平成十年十月に成立した国有林改革二法によって徹底した自助努力で改革に取り組んでいただいております。この改革は平成十五年度末を集中改革期間と位置付けておりまして、終了時には、将来にしっかりした管理運営の体制を確立をしますよ、そして今後五十年間で一兆円の債務を返すことにしますよ、こうなっております。
○国務大臣(亀井善之君) 国有林野事業につきましては、国有林改革二法に基づきまして、集中改革期間におきまして、いわゆる公益的機能の維持増進を旨とする管理経営への転換や、あるいは組織、定員の合理化、そして縮減、財政の健全化等に着実に取り組んでおるところでもございます。
現行の国有林管理体制は平成十年の国有林改革二法に基づくものであります。この法案がつくられる過程の中で、与党内の協議、与野党間の論議、そして労使交渉の中で確認されてまいりましたのは、国の一元管理のもとで伐採や造林等々の事業の民間委託を進めていくんだというようなことで確認をされてまいりました。つまり、枠組みの基本というのは国の一元的管理、ここに置いていきましょうということでありました。
○国務大臣(武部勤君) 先生御指摘のとおり、平成十年の国有林改革二法に基づきまして抜本的改革に取り組んでいるところでございます。その中で、伐採、造林等の事業実施の民間委託を推進しているところも御案内のとおりでございます。森林・林業基本法のもとでも、引き続き国が一元的に管理運営を行ってまいる、かような考えであります。
それに追い手をかけるように、御案内のように国有林改革におきまして国有林の従業者の大量の首切りが行われております。今でさえ一万三千人でございますが、やがて五千人に減らすとか八千人にするとか、こういうことが計画されております。五千人とか八千人ということになりますと、恐らく帳面をつけたり調査をしたりする職員だけで、現場で働く人は一人もいなくなるというような状態にならざるを得ないわけでございます。
○国務大臣(中川昭一君) 今度の国有林改革で、国有林の八割が公益的機能、二割が経済林としての位置づけというふうになりましたけれども、山全体をきちっと管理していくということについては責任の大きさを引き続き感じておるわけでございます。
これは、森林の公益的機能の維持増進を旨とする管理経営への転換を図ることとした国有林改革の考えと整合性のとれたものとなっていると考えております。
〔委員長退席、理事太田豊秋君着席〕 また、昨年十月に成立させていただきました新しい森林法で、民有林の林業家の方々も天然林や広葉樹林の整備を推進していただくための施業計画の制度を創設させていただきましたし、また国有林につきましても、昨年の国有林改革法、十月に成立させていただきましたが、この法律に基づきます国有林野の管理経営基本計画、これは昨年秋に三十日間公告縦覧をいたしまして、この計画案を広く国民の
先生御指摘のように、昨年十月に国有林改革二法を成立させていただきましたが、これに基づきまして、三月一日に営林署を森林管理署等に再編する組織の改革を進めさせていただきたいと思っております。
政府は国有林改革を行おうとしている中で、そうした私たちの生活を支えていただいている一万三千五百人の国有林職員の立場を、そしてまた事業団の方々の再就職もそうですけれども、本当に皆さん方の立場になってこの一万三千五百人、ぜひとも皆さん方の心を大切に今後お取り組みいただくということについて、心からの御答弁を総理大臣に言いただければと思います。
それから三番目に、このことに関連いたしまして、国有林の職員を大幅に削減することによって経営の合理化を図る、こういう思想が、これはもうここ二十年ぐらい国有林改革のところでずっとやってこられたことでございます。
このことは今後の国有林改革に大きな支障を来すことになるだけではなくて、私としては怒りを感ずるというか、なぜこんなことをしたんだという気持ちにたえないんです。 大臣、あなたはこのときは大臣でなかった。また、山本長官も長官ではなかった。しかし、やった諸君はみんな大臣をやめたりどこかへ栄転しちゃったんです、やめちゃったんです。
下から上がってくる書類はみんな判こをついてきちっとやっているという話になっているのではないかというぐあいに私は思うのでおりますが、ともかくも今度の国有林改革でもって管理経営基本計画、これを提起して、そして五年ごとの見直しもやろうじゃないかという話が出ておるわけでありますけれども、その管理経営基本計画を立てる前に、山の現状がどうなっているか、しっかりした現状把握をしていただきたい。いかがでしょうか。
それから、一兆円の債務に対する点検、一兆円といいましょうか、これから始まるスキームの点検でございますけれども、今度の国有林改革特別措置法の第十七条に、債務処理に関する施策の実施状況を毎年度国会に報告するということになっております。したがいまして、毎年毎年この国有林野特別会計の収支状況、そして累積の収支状況については、国会に御報告をし、また御審議をいただきたいと思います。
国有林改革法案の審議に当たりまして、当該労働組合の参考人意見陳述の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。また、森林・林業、国有林問題について日ごろ御高配を賜っていることに対しまして、改めて感謝を申し上げたいと思います。 私は、本日は国有林問題を中心に意見を申し上げさせていただきたいと思います。
林野庁にお尋ねをいたしますけれども、この経営改善といったところで日本の現在の国有林特会を見てみますと、経営改善の延長線で国有林改革というものを論じる時代ではもうないのじゃないのか。さりとて、日本の国土の六七%は山林であります。そのうち三〇%は国有林であります。国土面積の二〇%は国有林であります。
今度国有林改革でまた別途議論されますけれども、そのように国有林の現場も改めていきたいと思っております。 それから、新しい言葉で新型労働者対策ということが出ましたけれども、私は非常にいい言葉じゃないかと思って感心して聞いていたのですが、やはり森林につきましてはいろいろな知識を持っている、自分たちが森林・林業についてプロであるという誇りを持てるようにしなければいけない。
実は、私は、林野行政全般について大臣並びに林野庁長官に質問いたすわけでございますが、これについては一般林政、あるいはまた国有林改革、こういう二点に分かれるかと思います。先ほど北村君から除草剤の問題あるいは特別会計の問題が質問されまして、私も若干重複する点もありますが、できるだけこれは省きたいと思います。